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日経ビジネススクール 女性管理職養成講座


 5月13日、日経ビジネススクールの「女性管理職養成講座」にて、「強み」についての講義をさせて頂きました。
 前に行われたセッションの最中に後ろから入室したのですが、完全にアウェーな雰囲気でした。参加者の皆さんはもちろん、講師の方、オブザーバーの方々も女性で、朝の通勤時間帯に誤って「女性専用車両」に入ってしまった時の気まずい感覚を思い出しました。
 大丈夫かな、とも思いましたか、参加者の皆さんはとても積極的で、ペアでのディスカッションなどでは時間が来てもなかなか終えることが出来ないほど熱中していました。鋭い質問もいくつか頂きとても私にとっても学びの多い有意義なワークショップになったと思います。
 やはりこれからの日本は女性が変えるのかもしれない、と改めて女性パワーの可能性を感じました。さらに、今後女性ビジネスパーソンに潜む才能を発掘し育成することが日本の企業風土をよりよいものにするためにとても重要だと確信し、そんな大切な方向に向かって少しでも貢献させてもらえることは本当に有難いことだと思いました。
 今年8月にも同様の内容で「女性管理職養成講座」を実施しますので、ご興味のある方は(女性限定です)、是非日経ビジネススクールのHPでご確認ください。
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/130513ET.html

シンガポールで強みワークショップを開催しました。


 先日(9月22日―23日)シンガポールの「The School of Positive Psychology」で「Psychology of Strength」と称して2日間のワークショップをファシリテートしてきました。
 この案件、実は急遽決まったもので、準備期間は2日間、しかもワークショップの内容もすべて自分一人で2日間分作らなければければならないというハードなものでした。好奇心から軽く請け負ったものの、飛行機の中でその難しさに遅ればせながら驚愕し、5年振りくらいに胃の痛くなる思いをしました。
 前日にスクールに行って打ち合わせするも、「君なら大丈夫」みたいな却って人を不安にさせるような励まししかもらえず、相変わらず内容については完全に私任せ。すぐ近くでF1グランプリのナイトゲームが華やかに開催されているにもかかわらず、私の心の中は冬の知床で枯れ朽ちたカラ松のように暗く寂しいものでした。
しかし、基本的に能天気な私は部屋で準備を続けるのを諦め「よし、もうここまで来たら出たとこ勝負だ。今はテレビでF1を観戦しすぐに就寝。明日5時に起きて限られた時間で出来ることをやろう」と開き直りビールを片手に夜の帳に輝くカラフルなマシンとその轟音に酔いしれました。知らなかったのですが、アイルトン・セナの息子さんが参戦していたのですね。
翌朝、5時にアラームがなるも意志の弱い私の起床は5時30分。それからシャワーを浴び、朝食も取るとなると作業できるのはせいぜい1時間。そうなるとできることはさらに限られ、結局前日までに作った内容の整理と全体のストーリー作りをするだけになりました。でも朝のこの時間に集中するとだいたいいい仕事ができるもので、1時間にしては上手くまとめることができました。
さて、本番、まずはとっかかりが大切で、先日訪問したキューバの映像を見せながら「社会主義国では内的動機で仕事をする人が多いのか?」というお題についてみんなで考えながら自己紹介。シンガポール人を始め、ヨーロッパ人、インド人、中国人からなる参加者の皆さんは疑心暗鬼ながらもしっかりついてきてくれました。
結果的には1日目は大成功。参加者の1人から「F1のチケットがあまっているけど行く?」と誘われ、明日の準備があるのに1日目の成功に気をよくした私は「じゃあ、30分だけ観るね」と観戦を決意。しかし、いざサーキットに坐ると「オレ、こんなことしていていいのかなあ」と不安になり、本当に30分で退散しました。
前日同様ラストミニッツの瞬発力頼りで準備をし、2日目にも臨みましたが、2日目は1日目以上の盛り上がりを見せました。VIA-ISやストレングスファインダーの話題(「VIAは何故売れないか?」「ストレングスファインダーの根源的な欠陥」などの話では皆さんかなり本気で議論してくれました。
と、書くと私はいかにも英語がペラペーラのように思われるかもしれませんが、実はそんなことはなく、話すのは日本人アクセント丸出しでなんとかするも、聞き取りが苦手です。ですから、質問されてもその意味が分からず聞き返したことが何回かありました。しかし、日本同様、どんな質問にでも丁寧に対応するのが登壇したものの役目だと思っていますので、聞き返しながらも質問者に納得してもらうまで説明しました。
ところで、シンガポールの英語というのはとても興味深いのです。それぞれ中国語なまりとかヒンディー語なまりが強く、少し話してこんなにアクセントが強いんだから英語も大したことないんだろうなどと高をくくると大変なことになります。彼らはそのアクセントを親から譲り受けながらも英語で教育を受けているのです。ですから、彼らの語彙力はネイティブに近いものがあり、私などには到底太刀打ちできません。
アクセントに限らず、彼らはアメリカ人やイギリス人のように話すわけではなく、まさにグロービッシュ(グローバル英語)を話しているのです。例えばお店で「Can I try this?(これ着てみていい?)」ときくと「Yes, you can」ではなく「Can ! Can!」とかえってきます。「Do I need to sign this? (ここにサインする必要がありますか?)」と聞くと、「No, you don’t need to do it」ではなく「No need ! No need!」です。慣れるまで違和感があるけれど、一度慣れてしまえばとても分かりやすい。
話がそれましたが、そんなこんなで2日目も成功裡に終了し、セッションの最後にはみんなで記念撮影をしました。その日の夜のうちに何人かの参加者からサンキュー・メールと共に緩みきった表情をした私との2ショット写真を送ってもらいました。嬉しかったー。
最初はどうなるかと不安だったものの、結果的には参加者にも恵まれ、5年振りくらいの大きな達成感を頂きました。積極的に参加してくれた皆さん、どうもありがとう、って日本語で書いても意味ないか。タンキュー!タンキュー!

勝手に営業?


 こんにちは、ユーダイモニアマネジメント㈱の小屋一雄です。
ってなんだかいつもと違うトーンですね。そうなのです。今日はちょっと営業モードなのです。この「勝手にブログれ!」ですが、営業目的でブログを書いたことはないのですよ、実は。
 営業モードで書くぞ、と言うと萩原一平氏が噛みついてきます。
「そんな下品なブログにした覚えはない。これは君の品格の問題だ。」
などと、訳のわからないことをほざきます。
「別に営業しちゃいけない、と握った記憶もないけどね」
「オレはそう信じていた。オレたちの信念のことを言っているんだ」
「一平ちゃんのブログハウスもコーチングやります、とか営業してたよね、2年前くらい」
「まだ人間が出来ていなかった頃の話だ。今はやらない」
「今回の6月のロバート・ディナーのセミナーは?」
「あれはチャリティーだ。しかももう満員でこれ以上人は集められないのだ」
「そんな屁理屈を。。まあいいや。で営業はダメなの?」
「ダメ。決まりは決まりだからね」
「そんな決まり作った記憶ないけど。まあいいよ。そうですか、そうですか。じゃ、何かい、『勝手にブログれ!』っていうけど勝手にブログっちゃいけないんだね?あっそう、それでいーんだ。じゃあこれからは『勝手にブログるな!』とか『決まりをヤブルな!』とか『一平に逆らうな!』に改名した方がいいね。そうだ、そうだ、そうしよう。明日からタイトルを変えましょう。HPのメンテしてくれてる中川さんに早速電話してタイトル変えてもらうわね」
 そう言うと萩原のアホは、真っ青な顔をして言いました。
「分ったよ。じゃ、勝手にブログれよ。あまり下品にならないようにな」

 「ああそうなんだ、下品になっちゃいけないんだ。やっぱ『勝手に』はブログれないんだね」と追い打ちをかけようかとも思ったのですが、少し気の毒になって、この辺で止めておきました。
 さて、何を営業するんだっけ。

 そうだ、そうだ、「強みファシリテーター養成プログラム」でした。
 このプログラムは、ストレングス・ファインダー、VIAーISなどのアセスメントを使って「強みマネジメント」や「強みコーチング」を企業内で内製化するためのプログラムです。今までは頼まれれば実施しましたが、あまり積極的には薦めていませんでした。正直な話、内製化してしまうとリピートにつながらない(萩原氏はこういうところがセコイんだ、と言うでしょうが)というのが1点、それからもっと大きな理由はちょっと時間がかかる、という問題がありました。しかし、色々試しているうちに分ったのは、どんなアセスメントを使うかではなく、どのように「強みマネジメント」を組織の中で浸透させるか、ということが重要なので、内製化プログラムというのは、本気の企業によっては一番理想的なプログラムなのです。しかも工夫すればそれほど時間もかからない。さらに、長年これをやっている弊社ならではのプログラムでもありますし。
 そんなわけで、今回HPの「強みマネジメント」の中にこの企業向け内製化プログラムを加えました。興味のある企業のご担当者は「お問い合わせ」からご一報ください。
 宜しくお願いします。
http://www.eudaimonia-mgt.com/strength_management

この状況におけるポジティブな行動とは


東北関東大震災以来、色々考えることはあったのですが、なかなか文章にまとまらず2週間が過ぎてしまいました。

原発事故の印象は海外のメディアと国内のメディアでは全く温度がちがいますね。この春休み期間はアメリカからお客さんがきて3週間ほど一緒に行動することになっていたのですが、当然地震でキャンセルとなり、さらに、「そんなところにいるなんて危ないからすぐにアメリカに来い」、と言われました。たしかにCNNなどを見ると彼らの関心はカリフォルニアに放射能が流れるかどうかであって、東京などもうすっかり被曝地のように扱われています。アメリカミシガン州の友人からはは「東京がこんなことになるなんて、、君の家も流されたのかい?」なんてメールも来ました。
そんな中、アメリカには避難しないものの、フリーのコンサルなのに東京で平然としているのも愚かなような気がして、ビジターと共に旅行しようと思っていた旅行を前倒しして山口県に5日程旅行してきました。余震のない生活がこんなにいいものかとつくづく思いました。

出発の日(ちょうど原発に放水が始まった日でした)、9時に出勤しようとJR駅構内を走っている多くの人々、私の2時間(営業)セミナーに来てくれた方の中には、「新卒採用300人のうち18人の安否が確認できていません」とコメントする人とか、仙台の同僚から「PCが使えないので、この辺りでどこに行けば水が貰えるかネットで調べてくれ」と頼まれたという人もいました。来週の飲み会のアレンジを一生懸命にしてくれる友人、花粉症に効くいい薬を見つけて私にそれを一生懸命伝えてくれる知人もいました。
この人達は、いったいどんな優先順位の意識を持っているのだろう、ととても不思議でした。嬉しいというよりも不気味でした。

結局、そのような人が大半だったおかげで東京はパニック状態に陥ることもなく、機動隊や東京消防庁などの命を賭けた作業によって、原発事故はその後小康状態になりました。(今再び騒然としていますが)。そう考えると、このような日本人の心理はよりよい結果につながっているようにも見えるのですが、それは今時点での結果論だとも言えます。この日本人の集団心理、とても特異だと思いませんか?海外メディアが感心しているように、確かに暴動も強盗もあまり起こっていないようですし、被災地での心温まる助け合いの話にも心を動かされます。でも、私的には、全般的にこの日本人的な反応は個人としての判断を避けているように見え、日本の脆弱を感じてしまいます。これが日本人の強さでもあり、またリスクでもあるようにも思います。

こんな時にあまりに悲観的になるのは身体によくありません。本当の最悪の事態をそうていすれば、日本をさっさと脱出した方がいいに決まっています。でもそれはなかなか出来ることでもなく、いつまでも不安が続くことになります。でも少なくとも悲観的な人は現状、今あるリスクをしっかり把握しようとはするでしょう。この点ではとてもポジティブだと思います。
では楽観的になるのはどうかというと、確かに悪くはないでしょう。政府や東京電力に使われている各企業は一生懸命に事態の収拾にむけて命を張っています。私達はそれを信じていま出来ることをするだけです。できることとは、被災者の方々に対してボランティア活動をするとか義援金をきふするとか、できるだけ平静を保って生活することです。つまりいつものようにビジネスゴールに向けて仕事をすることです。
そういう意味では日本人とは結構楽天的なのでしょうか?
 そうでもないと思います。そこまで考えて楽天的な考え方を選んだ人もいるでしょうが、多分多くの人は自分の頭で深く考えないことを選んだのでしょう。スーパーでの買占めを見ても分りますが、結局は周りに合わせているだけの人が多いのではないでしょうか。
 「自分の頭で考えることの少ない日本人」のスタイルが一見冷静さを装っていますがその奥には恐ろしい思考停止が潜んでいるような気がするのです。

 ここでポジティブであるということはどういうことか?というと、結局楽観性と悲観性を状況に合わせて選択し行動できることなのでしょう。ここでは悲観性を楽観性も大きく力を発揮します。しかしどちらかに偏ることは危険だと思います。
 そして最もネガティブであるということは、悲観的になることではなく、思考停止することではないでしょうか?集団的思考停止。これが一番怖いです。

 とにかく、隠ぺい体質を持つらしい東京電力やら「はじめてのおつかい」状態の政府の言っていることなど当てにならない今、何が正しいのか分らなくなって不安になって当然ですが、とにかく自分の頭で考えて行動することが大切でしょう。悲観的な風説も楽観的な風説もありますが、最後は自分で考え判断する力しか頼りにはなりません。

 我が家ではかつて政府がばらまいた定額給付金なるものをこんな時のためにとっておいてあり、義援金として寄付しました。(当時政府の茶番に付き合うのもあほらしいと思いながらもキャッシュは欲しいので貧乏性から申請したものです。)むやみに東北の方々に直接はたらきかけるよりもこちらの方が賢明だと思います。ご賛同される方はこちらをチェックしてください。

http://civic-force.org/about/index.html

http://www.adrajpn.org/kifu_creditcard.html【緊急】東北関東大震災被災者支援をお選びください。

セブ島のシャングリラ


 いよいよ長い夏も終わりですかねえ。まだまだ半袖でなければ暑くてたまらないという日もありますが、確実に季節は秋に移っているのでしょう。秋は私の好きな季節です。あんなに長く暑い夏でしたが、終わってみるとやはり寂しいものです。そんな喪失感というネガティブな感情をポジティブに受け止めている私です。
 この夏、私はフィリピンのセブ島にあるシャングリラ・ホテルとプランテーション・ベイというホテルに取材で行ってきました。取材といっても雑誌に記事を書いたわけではなく、ホテル業界のクライアントを持っているので、日本人の人気が高い海外のホテルがどんなサービスをしているかを調査に行ったという次第です。
 海外でサービスが評判のホテルは過去にも何回か行っていますが、いつも感じるのは、日本のホテルのサービスの基準の高さです。顧客満足度No.1と謳っている欧米のホテルに行っても、日本の一流ホテルと比べると大したことがないということはよくあります。高レベルのサービスになれている日本人のお客さんは期待値が高いので満足度調査などをしてもあまり高い得点は与えてくれないのだけれど、アメリカで顧客第一主義を実践するとお客さんはすぐに驚いて高得点をくれる、なんて現実もあるので、私は満足度という統計の国際評価はあまり当てにしていません。しかし、統計でなく実際に自分でサービスを受けて感じてみることは大いに価値があると思います。
 そこでこの2つのホテルですが、どちらも従業員がプライドを持って仕事をしていて、とても気持ちよく滞在ができました。とくにシャングリラは素晴らしかった。廊下ですれ違うスタッフはみな朗らかで親切でした。そして、ホテル内のテニスコートの運営を担当しているスタッフからは面白い話を聞くことができました。
 この人、テニスコーチでもあるのですが、テニスは独学でちゃんとトレーニングを受けたことはなかったそうです。それでも一緒にプレイすると、さすがコーチも出来るほどの腕前です。彼はもう15年このホテルに勤めていて、リタイヤまで勤めたいとのこと。どこがいいのかと聞くと、「色々なことをチャレンジさせてくれるところ」とのこと。これは私が企業研修などで「今までで最高の上司の良いところ」と聞くと、一番多く出てくるコメントです。
 彼が入社後まずしたのは海上での人命救助のトレーニング。ヘリコプターから海面に飛び降りて溺れている人を救う練習だったそうです。全く初めての経験で初めは恐かったもののすぐに楽しくなり、今までこのトレーニングが実践に活かされたことは一度もないけれども、今でも思い出すと自分のホテルへのロイヤリティーが高まるようです。そしてその他の人命救助関係のトレーニング、さらにお客さんと楽しみながら上達するテニス。本人に言わせるとこんないい仕事は辞められないとのことです。
セブ島ではなんらかの決まりがあってどのホテルもスタッフの給料は一定らしいのですが、仮に少々高い給料を積まれても彼は他のホテルに移る気は全くないとのこと。ちなみに、ホテル対抗のスポーツ・イベントもあって、シャングリラは昨年優勝したそうです。彼はそれをとても誇っていました。
 スタッフに仕事を楽しませて、誇りを持って打ち込んでもらう仕組み、シャングリラはなかなか良く考えているようです。

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