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「死ぬのが怖い」とはどういうことか


 久しぶりに刺激的な本に出合いました。
 動物の中で、なぜ人間だけが「死ぬのが怖い」と思うのか?目の前に危機が迫ってもいないのに、ただ死を思って恐怖するのは確かに人間だけなのでしょうね。
 本書では、その答えを著者の帰納法的推論にて結論づけています。
 人間は、まずエピソード記憶ができる機能を獲得し、次に言語を獲得し、時系列情報の表現が可能になった。そして、過去を語るのみならず、未来も語れるようになった。これが原因だというのです。未来を予測する能力というものは、多分人間だけが持っている、ひとつの進化の表れなのですが、その「おまけ」として、「死ぬのが怖い」という感情を持つに至ったというわけです。
 そういえば、一番最近ストレングスファインダーを受けた時、これまでトップだった「着想」に代わって「未来志向」がトップになっているのを見て、まず考えたのは「未来にワクワクするのはいいけれど、これから未来がどんどん限定されていく年ごろを迎えて、それを精神的に乗り越えられるのだろうか?」と考えたのを思い出します。「未来志向」の強い人は人一倍死ぬのが怖いのかもしれませんね。。
 本書では、この結論は第1章で出してしまい、その後著者の機能的な推論が進みます。そのなかで興味深いのは、死ぬのが怖くなくなる7つの登山道を提唱している点で。その登山ルートとはこちら。

① 心は幻想だと理解する道(脳科学の道)
② すぐ死ぬこととあとで死ぬことの違いを考える道(時間的俯瞰思考の道)
③ 自分の小ささを客観視する道(客観的スケール思考の道)
④ 主観時間は幻想だと理解する道(主観的スケール思考の道)
⑤ 自己とは定義の結果だと理解する道(自他非分離の道)
⑥ 幸福学研究からのアプローチ(幸福学の道)
⑦ リラクゼーションと東洋思考からの道(思想の道) 

うーん、どれにしようかな。

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