Home > アーカイブ > 2011-10

2011-10

幸福優位 7つの法則


 ハーバード大学で学生から絶大なる人気を集める「幸福学」講座をタル・ベンシャハー博士のもとで担当し人気講師となったショーン・エイカー氏による、ポジティブ心理学及び「幸福」に関するとても読みやすい書籍です。本書では、「幸福」になることによって成功・達成を実現するための具体的な7つの法則が紹介されています
 タル・ベンシャハー博士の著作が自己啓発書的なポップ性を売りにしているのに対し、本書はより実証実験に基づいた事例を紹介しているのが特色です。また、企業の事例にも言及することによってマネジメントの視点からも気づきのある内容となっています。
良く言われるように「一生懸命努力すれば成功する」あるいは「成功した時にようやく幸せが手に入る」のではなく、「人は幸せでポジティブな気分の時に成功する」と従来の常識を覆す「ハッピネス・アドバンテージ」理論は多くの読者に斬新な視点を与え、仕事や人生に対しても前向きな気持ちにさせてくれることでしょう。
印象に残ったコメントは以下の通りです。

・ もう変わらなくていいと信じることが幸せなのではない。自分は変われると思うことが幸せなのである。
・ 人は幸福感を覚えている時、つまり心のあり方や気分がポジティブであるときに、頭もよく働き、やる気も生じ、結果的にものごとがうまくいく。幸せが中心にあって、成功はその周りを回っているのである。
・ セリグマンの定義は「喜び」「夢中になること」「意味を見出すこと」
・ ユーダイモニア:「人の繁栄」「自分の可能性を追求して努力するときに感じる喜び」
・ 仕事上の幸福感は単なる気分ではない。「仕事観」である
・ 人の幸せにとって重要なこと:「意味ある人生の目標を追求すること」「チャンスに気付いてつかむこと」「楽観的で感謝に満ちたマインドセットを養うこと」「豊かな人間関係を大事にすること」
・ 行動が個人的な好みに合っていることが重要。モップかけに満足感を感じる人もいる
・ 単なるスキルを使うことよりさらに満足感を与えてくれるのが、埋もれている自分の「性格的強み」を掘り起こして活かすことである。これをしたグループはしなかったグループより抑うつが少なかった
・ デュエック「人は、もともとの素質、適性、興味、性向において異なっているが、適応と経験を重ねることによって変化し成長していく」
・ 市場のバブルを生んだのは非合理的な楽観性。全てのネガティブ思考をシャットアウトするべきではない
・ ひどい落ち込みから早く回復する人は「自分の気持ちを意識してそれを言葉で表現できる人」

Home > アーカイブ > 2011-10

Return to page top